霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

喪中はがきのお悩みは、「家族葬を行う時のマナー」に問題あり?

2016年11月05日

 喪中はがきについてのご相談の中に、知人やご近所に知らせずに身内だけで家族葬を行い、年末になって毎年年賀状を頂いていた方に喪中はがきを出したところ、お悔やみと共に香典や供物が数多く届き、そのお礼やお返しなどの対応で大変だったという話も多く聞きます。

このような事にならないためには、家族親族だけで葬儀を行う場合でも親しい方々へはきちんとお知らせをして、例えば「故人の意志により葬儀は近親者で執り行いますのでご会葬、ご供花はご辞退申し上げます」等の文言を入れておくことが必要かと思います。
 特に故人と縁ある方々の思いには十分な配慮が必要です。そうすれば、喪中はがきを出した後でその対応にも悩まずに済むと思われます。

喪中はがきは年賀欠礼の連絡だけでなく、故人が生前お世話になった事への感謝の気持ちとともに、今年一年の感謝の念と「明年もよろしくお願いします」という気持ちを年賀状に代えてお伝えするものです。最初にきちんと伝えておけば、暮れに喪中はがきを受け取った人が驚くことはありません。

最近多くなりました家族葬という形式のご葬儀は、故人とのお別れの時を大切にしたいという遺族の方々のお気持ちの表れだと思いますし、勿論故人や遺族の意志は尊重されるべきです。

ただし、周りの縁ある方々の気持ちが忘れられてしまうことがないよう、通常の場合よりも気を使う必要があると思います。

・・・喪中はがきのお悩みの中には、こうした「家族葬を行う時のマナー」に起因する事もあるように思われますのでご注意下さいませ。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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