霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

知っておきたい喪中のマナー その1

2016年10月08日

10月に入り、少しずつ秋が深まっていくのを感じます。
例年、カレンダーの残り枚数が少なくなってくるこの時期から、増えてくるのが「喪中」に関するご相談です。

近親者が亡くなったとき、一定期間、死を悼み、喪に服し身を慎むのが "しきたり"です。

喪中には、晴れがましいことや、神社への参拝を控える、喪中はがきを出すなど、ごく当たり前に行われている"しきたり"ですが、現代では喪中期間や範囲などの明確な決まりはないため、明治7年に出された忌服規定「太政官布告」 (昭和22年に廃止!!)が現在も一つの目安として使われているようですが迷うことも少なくありません。

そこで、今回は「喪中」についてよくいただくご質問です。

【喪中はがき)】

喪中はがき(欠礼状)は年賀状を出せないお知らせですので、基本、毎年年賀状のやりとりをしている方に出します。また、喪中であることを先方が知っていたとしても出すのが正式です。

■12月の末ごろ父が急死、喪中はがきが間に合いません。どうすればいいでしょう?

年賀状をいただいた方には、松の内が明けた頃に「寒中見舞い」で、お父様が亡くなられたことをお知らせしましょう。


■年賀メールをもらう相手には、喪中メールで知らせてもよいでしょうか?

あくまでも、メールでのやり取りは略式ですので、喪中という大事なお知らせをするには喪中はがきを出すのが正式です。


■妻の父が亡くなり、夫婦連名で喪中はがきを出します。この場合 「父」?「義父」?関係をどう書けば、もらう相手にわかりますか?

夫婦連名で、喪中はがきを出す場合は、ご主人様が主体の文面になりますので「義父」「父(フルネーム)」として出します。これで、奥様のお父様のご不幸だったことがわかります。 


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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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