霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

~五月の空から聞こえたこと~。

2016年05月21日

~今年もまた南の国からやって来ました。 
毎年少し心配しながら帰ってきます。 

でも、「家」はそのまま残っていました。 
ここは埼玉県の(人間の話では)「霊園」という所だそうです。 

その管理棟という建物の軒先に、僕の大事な「巣?」があります。 

以前は近くのお店の軒先にあったのですが、巣の下を汚してしまうのが嫌われて壊されてしまいました。 

それで困ってしまい、あちこち探してやっと見つけた所が今の住処です。 

ここはみなさんがとても優しくて、むしろ毎年僕達が帰ってくるのを待っていてくれます。 

お墓参り?というのでしょうか。 

毎日大勢の人間がいて、僕達をみては笑顔で手を振り「お帰り・・」と言ってくれます。 

周辺には田畑があり園内の植栽も多いので、僕達ツバメの食べ物の虫も沢山いる為、最高の住まいです。(時々、煙がけむたい事もありますけど・・) 

怖いカラスや蛇も、軒先の巣には近寄らないのでとても安心です。~ 


今年も五月になり、霊園見学の途中に空を見上げたら・・そんなツバメ達の話が聞こえてきました。 

多くの霊園で毎年帰ってくるツバメを大切にしていますね。 
実際、糞の掃除など大変なのに。 

でも毎日掃除をしながら雛が巣立つのを見守っている霊園の職員さんが居てくれる事に、とても嬉しく感じるのは私だけでしょうか。 

お墓に眠っている大切な家族も、こうした方々に見てもらっているなら安心だと思ってしまいます。 


この季節に霊園見学に行かれると、もしかしたら軒先で子育て中のツバメ達に会えるかもしれませんね。 


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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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