お墓参りの必需品!手桶の話
この記事は2021/12/02に更新しています
お墓選びのポイントは場所や交通の便、そして宗教や費用等色々ありますが、実際に霊園見学に行くと、施設・設備の充実やその管理についても気になるところです。
そんな中で、霊園内の「水道施設」の場所でよく見かける「手桶」についてお話ししたいと思います。
霊園によっては、水道施設の近くに共同の手桶棚が設置されていて、数多くの手桶が置いてあります。
寺院墓地では、手桶棚に「○○家」と家名が書いてある手桶が置いてあるものもありますが、その手桶は全てお寺に「寄進」したものなので誰でも使ってよいものです。
「寄進」という行為は故人やご先祖への供養になり、自身の功徳にもなるといいます。
もちろん、使用した人は感謝して綺麗に洗って返さなければいけません。
民間の宗教自由の公園墓地の場合には、霊園名が書かれた手桶が用意してあることが多いのですが、まれに家名の入った手桶も見受けられます。これも、共同で使用する水回りの棚に置いてあるものは、誰が使用しても構いません。
特別に宗教を信仰していない方々でも、誰かがお墓参りの際に使ってもらえたら、と思い共同の棚に置かれているのでしょう。誰かの役に立てたなら、故人や先祖がよろこんでくれると考えての事かもしれません。
ただ都立や市営等の公営の公園墓地では、そもそも手桶棚が設置されていなかったり、あっても十分の数の手桶が用意されていないことが多く、自身で購入し家名を入れた手桶をそれぞれ霊園前の石材店のお店に預けておくこともあります。お墓を建てた顧客へのサービスとして石材店のお店で貸出をしている所もあるようですね。
お墓参りの際には誰もが必ず使う霊園の水回りです。手桶を含めいつも綺麗使いたいものですね。
「檀家になる」「過去の宗教・宗旨・宗派不問」などお墓を検討するときに知っておきたい「お墓の基本的知識」はこちら。