霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

「嫁ぎ先はイヤ!実家のお墓に入りたい!」遺言に遺しておけばOK?

2015年10月03日
女性は結婚したら、嫁ぎ先のお墓に入ることが当たり前のように考えられていますが、 特に法律で決められているわけではありません。

夫の両親や親戚と不仲だったり、生まれ育った土地に眠りたいという希望がある場合には、 実家のお墓に入ることも可能です。

ただし、実家のお墓の名義人の了承が必要です。(寺院墓地の場合にはご住職にも相談します。)
現在は親が健在だったり兄弟仲が良く、了承をもらっていても、実際に入るときになれば 親や兄弟もすでに亡くなっていて代替わりしてしまい、断られるケースもあります。

また正式な遺言書に希望を遺しても、祭祀承継に関しての希望は、あくまでも希望にすぎず、 法的効力はありません。

確実に希望を実行してもらうためには、生前から自分の家族や、お墓を守っている親族一家 に希望を伝え、理解を得ておきましょう。

また、これにより両親のお墓が別々になってしまう子供や、実家の親族の負担を考えて、 必要費用も遺しておくとさらに安心です。

必要な費用としては、
 ・交通費
 ・埋葬料
 ・彫刻料
 ・法要にかかる費用
などが考えられます。  



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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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