塔婆は連名で立ててもよい?
この記事は2021/11/04に更新しています
前回に引き続き、お塔婆についてよくいただくご相談にお答えします。
◇お塔婆には何が書いてある?
書かれる文字は仏教の各宗派によって違いますが、一般的には
・お題目や梵字
・「故人の戒名」や「○○家先祖代々之霊位」など
・「○回忌追善供養」など、塔婆を供養する趣旨
・塔婆供養をする人の名前
が書かれます。
◇お塔婆は故人1人につき1本?
法要の際に立てる場合には、故人1人の名前を書きます。またお彼岸などでは先祖供養として 「○○家先祖代々」とすることもあります。
一般的には複数の故人のお名前を1本のお塔婆に書く事はありませんが、書きたいという場合にはお寺に相談しましょう。
◇家族・親族連名で塔婆を立てることもできますか?
塔婆を家族連名で立てたい(たとえば夫婦、兄弟で1本)というケースも あります。基本は1人1本ですが、寺院によっては応じてもらえることも ありますので相談してみましょう。
◇塔婆を下げるときにはどうしたら?
新しい塔婆を立てるときには古いものは下げてお焚き上げしてもらいます。
墓地によっては古い塔婆の置き場が設置されているので、塔婆立てから抜いて 置いておきます。
お寺や霊園では年に何度かお焚き上げをしてもらえる事が多いです。
置き場がない場合には、管理事務所に相談します。
◇お塔婆を立てない宗派もありますか?
お塔婆は、故人の追善供養を目的として立てるものなので、「浄土真宗」では基本的に立てません。
浄土真宗では、亡くなったあとすぐに極楽浄土へ往生できるという教えなので、追善供養のご供養を行わない為です。