お墓ディレクター検定試験
ダイエット検定や江戸文化歴史検定などのご当地検定といった、ちょっと変わった資格検定が巷にはたくさんありますが、お墓についても検定試験があることをご存知でしたか?
その名も『お墓ディレクター検定』。
日本石材産業協会が主催する、墓石販売に携わる人を対象とした検定試験です。
日本のお墓文化の発展とお墓の正しい理解と普及を図るため、お墓についての幅広い知識、 教養を備えた人を審査・認定する資格です。
2004年以来、
1級合格者 627名
2級合格者 6,421名
の認定保持者を生み出しています。(お墓ディレクター検定ホームページより)
消費者にとってお墓の知識は分からないことが多く、また建立費用も高額です。
さらに一度建てたら終わりではなく、長期に亘って代々受け継いで守っていくものでもあります。また法事など宗教的な知識も必要です。
そこで、お墓を建てるときには、正しい知識をもった専門家である資格保有者に相談するのが安心です。
ちなみに私もお墓ディレクターです。
数年前の資格試験のときには、分厚~いテキストと格闘し、無事合格を果たしました!(*^^)v
ところで、お墓ディレクター検定試験って、どういう問題が出るの?と興味ありませんか?
2級の第10回検定試験から抜粋してご紹介しましょう! ・・・答えは最後に発表します。
<お墓の歴史について>
Q.日本で最初に文化的な意味づけをされた「墓石」は日本神話の( )です。
(選択肢)
①吉野ヶ里遺跡
②三内丸山遺跡
③千引岩
④石舞台古墳
<宗教の知識>
Q.他宗でいう戒名を浄土真宗では法名(ほうみょう)といいます。(○か×か?)
<墓石の材質・工事・加工の知識>
Q.万成石(まんなりいし)は( )で採掘される花崗岩系の石材です。
(選択肢)
①広島県 ②兵庫県 ③岡山県 ④福岡県
<法律知識>
Q.被相続人による指定や慣習などによって墳墓の承継人を決められない場合は( )が、
これを決めることとなります。
(選択肢)
①警察署 ②市役所 ③税務署 ④家庭裁判所
このように、お墓の歴史から墓石の知識、宗教や法律の知識を中心に幅広く出題されます。
それでは、正解発表~!!
(答え)
Q.日本で最初に文化的な意味づけをされた「墓石」は日本神話の( )です。
→答えは ③千引岩
Q.他宗でいう戒名を浄土真宗では法名(ほうみょう)といいます。
→答えは 〇
Q.万成石(まんなりいし)は( )で採掘される花崗岩系の石材です。
→答えは ③岡山県
Q.被相続人による指定や慣習などによって墳墓の承継人を決められない場合は( )が、
これを決めることとなります。
→答え ④家庭裁判所
あなたは何問解けましたか?(^_^)