お墓に関するご相談では、「継承」についてよくお問合せをいただくように思います。

例えば、ご主人が長男、という奥様からのお悩み・・・

「自分達夫婦には子供がいませんが、先祖からのお墓があります。主人の弟が継承する、ということは可能なのですか？次男ですけどいいのでしょうか。」

古くから長男がお墓を継ぎ、次男、三男は新しく墓地を求める、という考え方がありますが、
ご兄弟が継承することは可能です。
ご相談者様のようにお子さんがいらっしゃらないとか、継承が困難な場合は、次男様が継いだという例も少なくありません。

また、これとは異なり、長男にも、次男にも子供がいる場合に、一つのお墓を使うことはできるのでしょうか？

 

これもできます。

ただし、今はきょうだいでお墓を共有しているので問題ないように思えますが、
子供さんの代になったときに、一緒にお墓を使うのはいとこ同士・・ということになります。
代が変わるにつれて、血縁が薄くなるため、できればご兄弟のどちらかが、新しいお墓をお求めになるのが望ましいです。

どうしても一つのお墓を作りたい場合は、子供さんも交えて、今後の名義人のことや、管理費の支払のことを決めておく必要があります。
お墓のことは自分たちで終わりでなく、次の代まで影響していくので、
トラブルは未然に防げるように気をつけたいものですね。

「自分たちの場合は？」「田舎のお墓をどうしよう・・。」など、継承に関する疑問も、
ご相談受け付けております！