初彼岸には何をする?
この記事は2022/03/16に更新しています
春のお彼岸を迎える頃には、徐々に寒さも和らいで季節の変わり目を感じます!
お彼岸は春と秋の年2回。春は春分の日、秋は秋分の日をはさんで前後3日、各7日間が彼岸の期間です。初日を『彼岸の入り』最後の日を『彼岸明け』といいます。
この時期に多くなるのがお彼岸についてのご相談です。
「家族が亡くなって初めてのお彼岸「初彼岸(はつひがん)」ですが、何か特別にすることはありますか?」
新盆(にいぼん・49日を過ぎて初めて迎えるお盆のこと)と違い、初めてのお彼岸にしなくてはいけないことはありません。
もちろん、お寺様にご自宅に来ていただき法要をお願いする方もいらっしゃいます。考え方はそれぞれです。
ご自宅にお寺様を呼ばない場合は、通常のお彼岸と同じように、仏壇やお墓をきれいにしてお参りするほか、寺院とのおつき合いがある場合には「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる法要に参加します。
「彼岸会(ひがんえ)」とはお彼岸の期間中に行われる法要儀式のこと。お寺の檀家さまであれば、寺に参詣し、説法を聴聞したりします。
お寺が営む彼岸会などの法要に参加する場合は「御布施(おふせ)」「御供養(ごくよう)」の表書きでお金を包むか供物を持参します。
お寺の格や地域、宗派によって異なりますが、合同の彼岸会に参加する場合、またはお寺へのご挨拶だけの場合は3,000円~10,000万円のお布施を包む方が多いようです。
お布施はお寺様への感謝の気持ちを伝えるもの。金額もそうですが、きちんと感謝の気持ちを伝えながらお渡しすることが大切です。
彼岸会に参加された後は、お墓参りしてご先祖様に手をあわせれば、気持ちも改まりますね。