再婚したら、前の夫の仏壇はどうする?
この記事は2021/11/08に更新しています
亡くなった方への供養の想いは変わらなくても、現実的に仏壇・位牌を守ることが出来ない...、そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
先日、こんなご相談を頂いたのでご紹介します。
Q「主人が亡くなって、今度再婚することになりました。今まで祀ってきた仏壇・位牌を持っていく事ができないので、どうすればいいでしょうか。
お骨は主人の実家のお墓に納骨していて、位牌は主人の実家の仏壇にもあるため、実家にお願いすることもできない状況です」
この方の場合、ご自身とご実家に仏壇・位牌がそれぞれある為、ご実家にお願いできない。という少し珍しいケースですが、ご主人のご両親が既に他界されていたり、高齢になりお願いすることが難しかったり、ご関係性の問題でお願いできなかったりと、様々なご事情で再婚をする際、ご主人の仏壇・位牌をご実家にお願いできない方がいらっしゃるようです。
また最近では、別のご事情で仏壇・位牌を守ることが出来ないというご相談も増えてきました。「跡取りがいない為、継承することが出来ない」「跡取りはいるが、住宅事情により継承することが出来ない」「施設に入居することになり、位牌は持って行けるが、仏壇は持って行けない」など、仏壇・位牌の扱いについてのお悩みを多くいただきます。
仏壇・位牌を守ることが出来ない時は、お付き合いのあるお寺があれば、お寺にご相談し、お焚き上げをおねがいしてみるのがよろしいと思います。もしお付き合いのあるお寺がない場合でしたら、お仏壇を購入した仏具店やお近くの仏具店に仏壇・位牌のお焚き上げをお願いされてはいかがでしょうか。
今まで大切にしてきた仏壇・位牌です。最後まできちんと供養してさしあげたいものですね。