霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

賢い「お墓選び」とは?(5)お墓の材質を選ぶポイント

2011年03月08日
お墓のデザインが決まったら、どういう材質の石材を使うかを考えていきます。

現在、全国で墓石に使われている石材には約300種類あります。輸送手段が発達した現在でも、石は重く輸送コストがかかるので、近距離の産地の石が多く使われます。また静岡県を境に、西日本は白みかげの墓石が多く使用されますが、東日本では黒みかげの石が多く使用される傾向にあるようです。

また、現在推定されるところの全墓石材の70%(推定)が外国からの輸入石材となっています。主な輸出国には中国をはじめとして、インド、韓国、アメリカ、北欧、南欧などがあげられます。

国産墓石材の中で最高石材とされるのが、香川県の「庵治石」や神奈川県の「本小松石」です。年々採掘量が減少し価格も高くなっていますが、やはり最高石材といわれるに値する風格を感じさせる石材です。また海外で採掘される色味の濃い石材も高級品として輸入されています。

色は白・グレー・青・赤・桃色・黒・みどりなどがありますが、一般的に色が黒くなるにつれて硬度が増します。
和型墓石でよく使用されることが多いのはグレーです。グレーの石材は数十種類にのぼりますが、かすかな色味の違いや石目の大きさなどを比較し、気に入ったものをお選びください。洋型ではグレー・黒の他に、赤系などの濃い色味の石材も多く使用されます。

また同じ石材でも磨きの違いによって、まるで別の石のように色合いや風合いを変えることができます。
部分的に磨き方を変えてデザインを表現したり、これまで墓石材としてはあまり使われなかった強化ガラスを使用するなど、デザインの表現力はどんどんレベルが上がってきています。
デザインや材質の希望があれば、気軽に石材店に相談してみると、より満足度の高いお墓となりますよ。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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