前回は霊園・墓地の現地見学のポイントをお話しました。今回は候補に挙がった霊園・墓地を検討するにあたって、必要な墓地の形態についてみていきましょう。

【墓地の形態別のメリットと注意点】

墓地を経営主体によって大きく分けると、「公営墓地」と「民間墓地」に分けられます。どちらが良い・悪いではなく、それぞれに特徴がある中で、自分の希望する墓地はどれなのか、双方の特徴を理解した上で決めるようにしましょう。

◆公営墓地（都立・市営霊園など）

　★メリット
　・墓地使用料や管理費が比較的安い
　・自治体が管理・運営しているので安心

　★注意点
　・申込資格がある（その地域の住民であることや居住年数、お骨がある人が優先など）
　・1区画が大きめに設定されていることが多く、場所を選べないことが多い
　・希望者が多いため抽選になることも
　・返還墓地（以前誰かが使っていて返還され更地になった区画）も多い

◆民間墓地「公園墓地（霊園）」

　★メリット
　・宗教は自由のところが多い
　・面積や場所を自由に選べる
　・法要施設や駐車場など設備面で充実していることが多い

　★注意点
　・郊外にあることが多く、場所によっては不便なことも
　・石材店が決まっている


◆民間墓地「寺院墓地」

　★メリット
　・市街地にあり交通の便が良いのでお参りが楽
　・管理が行き届いている
　・お寺とのお付き合いができ、法事などが安心

　★注意点
　・宗派が違う場合には改宗が必要
　・お寺とのお付き合いが必要
　・石材店が決まっていることもある


以上のように、それぞれメリットと注意点があります。

お墓に何を求めるか、何を重視するかを考えることが大切です。

たとえば・・・
　・長く使っていく上で管理費が安いところが良い　⇒　公営墓地
　・明るい公園のようなイメージが良い　⇒　民間墓地「公園墓地（霊園）」
　・先祖代々の宗教を重視したい　⇒　民間墓地「寺院墓地」
のようになります。

といっても、我が家にぴったりのお墓が分からない・・・という方はどうぞお気軽にご相談ください。

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